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ワーキングホリデー留学の転機

2015.11.07

「留学にまつわる転機」



ワーキングホリデーや長期留学から帰国されて一番心配されるのは仕事かと思います。



渡航前の実務経験や英語スキルがある方は別として、多くの方が就職活動に悩みます。





やはり皆さん口にされるのは「ワーホリ経験を活かして英語の使える仕事に就きたい」と言われます。

冒頭に述べた渡航前からスキルがある方を除いて、

渡航前に十分な英語力がなく1年のワーホリで帰国された方が、英語を活かせる仕事に就けるのは、

たぶん全体の10%にも満たないと思います。



色々な視点や要因がありますが、やはりワーホリの1年での経験と英語力では、

「英語力を活かして仕事」というレベルには不十分なことが多いかと思います。

やはり、学生ビザで1年間通学して語学力を磨いた人には叶いません。



そこでどうしたらその約10%に入れるのか、または入った人の例として、

自分の経験を書いてみたいと思います。



まず自分自身は渡航前に英語が出来たわけではないですし、むしろ好きではなかったです。

本当に出来なかったですね・・

多くの方をカウンセリングしましたが、自分より出来ない方はめずらしいぐらいのレベルです。



現地に着き語学スクールに行くと、やはり一番下のクラスで、その中でも出来ない方でした。

初日のクラス分けテストで上のクラスに行く人を見たら、スタートラインの違うことを痛感しました。



そして数週間通学する中で思いました。

「同じ時期に到着した人とは同じ時期に帰国する。英語を活かした仕事を探せば、

この人たちと比較になる。そうなったらこのスタートの差は埋まらない・・。よって仕事には就きにくい」



もちろん日本は広いので同じ土地とは限らないですが、大まかな思考ではそう考えました。

中には人の何倍も努力をして、1年で驚くほどの英語力UPをする人も実際にいます。

ただ、その時の自分には何としても英語力ではありませんでした。



そこが留学における1度目の転機です。



前に書いた、「留学は手段であり目的でない」という考えからです。

自分の目標・目的は帰国後に1年のワーホリ経験を活かした仕事・活動をすることです。





そしてワーキングホリデーは何かと考えた時に、他のビザにはない特性がこのビザにはあり、

その一番は現地で堂々と就労が出来ることです。

その強みを最大限に活かそうと考えました。



もちろんそのためにも最低限の英語力は必要なので勉強もしましたが、

人よりは確実に少なく、その時間を「オーストラリアを知ること、外国で働くこと」に重点を置きました。

結果、ここに書けないような経験も色々しました。

(と言っても法に触れるような変なことは一切していません)



その一つの例がカジノ巡りでした。オーストラリア全土のカジノ全てに行きました。

カジノというと印象はよくないかもしれないですが、目的は賭け事をするわけではなく、



VIPルームに行き、そこにいる人の観察です。

観光客、オーストラリア人を除くと、その都市で力の持つ移民、外国人がVIPルームにはいます。

確かに中国人はどこの都市にもいましたが、明らかに都市により特色がありました。

経済的な力があるという視点で見ると、やはり何かしらのビジネスで成功をしています。





それが何に活きたかというと、仕事探しです。

自分のように英語力がない人間が面接を通るには、人間性・やる気をアピールするしかないです。

その際に、単にオーストラリア人オーナーの仕事場より、この力のある外国人・移民の仕事場の方が、

「同じように外国から来ている」という点からか熱意が理解されやすかったのです。



全てが上手くいったわけではないですが、自分の英語力では通らないような様々な仕事をすることが出来ました。

結果、そこには日本人があまりいないので英語力UPにもつながりました。





あくまでも例ですが、ワーキングホリデービザの特性を活かせば、仕事につながる経験も得られます。

これは帰国後の就職活動でも同じことは言える気がします。



英語を活かせる職場を探せば、アメリカやイギリスの大学を出たというスキルの高い人がいます。

その人たちにワーホリ1年の英語力で勝負するのは難しいです。

「ワーキングホリデーじゃ限界がある・・」ではなく、ワーキングホリデーでしか出来ない経験を強みにして、

自分なりの視点を持ち、人とは違う経験を探せば、日本での仕事場探しにつながると思います。



留学中の転機が、帰国後今の仕事をする転機にもつながっています。



帰国当初はそれを忘れ、同じように英語を活かせる仕事を探していました。

そうするとまずは英語資格のスコア等で書類面接すら通りません。



そこで、留学中の転機を思いだし、

「そうだ、自分は1年の経験での英語力を活かした仕事という土俵ではなく、

英語を使える場所を得るためにした経験を活かした仕事をしよう」

と考えを変えました。

それが大きな転機となりました。



留学を勧めるカウンセラーの多くは英語が好きな人がなっています。

でも、英語が出来なく、さして好きでもない人間が、それでも海外で様々な経験が出来た。

そんな人間が勧める留学があってもいいのではないか。

英語が出来なくても海外に行きたいと思っている人は少なくない、

そんな人たちにはむしろ同じ境遇の自分の方が背中を押せるのではと思いました。



そして今の留学カウンセラーの仕事に就き、今も続いています。



ワーキングホリデービザの良いところは、自分が求めれば現地で何度も方向転換が出来、



現地での経験で展開が変わることです。自分で転機を作れることです。

1年分の通学スクール・コースを決めて渡航する学生ビザでの留学とはそこが一番違います。



是非、皆さんも自分なりの視点で転機を作り、帰国後に来るべき転機に活かせるような経験をしてみてください。



(ワーホリニュースにて定期連載をしています。掲載記事です)

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